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KAI KUH-1 スリオン : ウィキペディア日本語版
KAI KUH-1 スリオン

KAI KUH-1 スリオン(KAI KUH-1 수리온)は、韓国航空宇宙産業国防科学研究所韓国航空宇宙研究院、ユーロコプター(現:エアバス・ヘリコプターズ)と共同で開発した汎用ヘリコプターである。
開発費は、1兆2,996億ウォンで、54%にあたる6,980億ウォンを防衛事業庁、30%にあたる3,927億ウォンを産業資源部が、16%にあたる2,089億ウォンを国内外の参加企業がそれぞれ分担している〔한국형 기동헬기 실물모형 공개 〕。韓国政府はこのヘリコプター開発事業に18万人の雇用創出と7兆~8兆ウォンの産業への波及効果を期待しており〔、240機を生産予定である〔
2012年より本格生産に入っており、構成部品の内60%が韓国国内より調達されている〔(2nd LD) S. Korea hopes chopper will propel aerospace industry 〕。大韓民国陸軍や韓国警察のほか、民間型や法執行機関向けの派生型を開発予定である。
名称の「Suri」は韓国語で鷲「on」は「100」を意味しており、スリオンはその2つを組み合わせた造語である。
== 開発 ==

スリオンは韓国中型ヘリコプター(KMH:Korea Mudium Helicopter)計画に源流を持つ。KMH計画は、2001年から検討が始まった攻撃ヘリと汎用ヘリを一部共用のフレームで同時開発する計画であったが、余りにも野心的な計画に大韓民国監査院が採算性に欠けるとして意を唱え白紙化された。そのため、開発目標を輸送ヘリコプターのみとした韓国国産ヘリコプター計画(KHP:Korea Helicopter Project)または韓国次期輸送ヘリコプター計画(KUH:Korea Utility Hericoptor)が2005年7月に開始された〔KUH(韓国次期輸送ヘリコプター計画/KHP) 〕。
2006年6月にKAIは、1.3兆ウォンの契約を防衛事業庁から受注した。計画の遂行にあたって海外の協力企業を公募し、ユーロコプター、アグスタウェストランドベル・ヘリコプターがこれに答えたが、ベルはUH-1Yライセンス生産案を提出したために選定から漏れ、同様にアグスタ・ウェストランドもAW139の改良型を提案したことにより脱落、ユーロコプター社がKHP事業を受注する事になった〔。これにより2006年12月、KHPの開発拠点がソウルの建国大学校内に開設された〔。
2006年7月19日、ゼネラル・エレクトリックとサムスンテックウィンがスリオンのためのT700ターボシャフトエンジンを開発する契約を締結した〔GE's T700 Engines To Power Korean Helicopter Program (KHP) 〕。
2007年10月15日、スリオンのモックアップが公開された〔。
2007年10月18日、KAIとユーロコプターはスリオンの開発を行なう合弁会社を設立するという内容の覚書に調印した。この合弁会社の出資比率はKAIが51%、ユーロコプター社が49%で、この合弁会社はKUHの輸出事業も担当する。契約によりユーロコプターはこの韓国に40名のエンジニアを送り、開発の技術支援を行なうこととなった〔Korea Aerospace Industries (KAI) and Eurocopter Sign MOU for 〕。
2009年7月10日、防衛事業庁は開発中のKUHについて愛称を公募した結果、第31師団96連隊所属のイ・ビョンジュン兵長が応募したスリオンとなったことが公表された〔。
2009年7月31日、試作機が明らかとされた〔KAI and Eurocopter reveal the Surion 〕。
2010年3月10日、試作機が初飛行した〔。
2013年3月28日、防衛事業庁はスリオンの開発が完了したことを公表した〔국형 기동헬기 '수리온' 연내 실전배치 〕。これにより韓国は世界で11番目の自国でヘリコプターを開発した国となった〔韓国、世界11番目のヘリ開発国家に…「国防科学技術の優秀性を立証」 〕。試験においては4機の試作機を使用しておよそアビオニクス/MEP、基本性能などの合計275項目(約7,600テスト要件)と2,700時間分の飛行試験を実施したとされる。また、2012年には、数多くの韓国メディアが極端な冷気象条件で効率的に動作する能力について疑問を提起したことから、2012年12月24日から2013年2月7日にかけてアラスカで周囲環境が零下32℃未満におけるKUHの動作能力を検証するために、約50の飛行テストを実施。合計121項目に及ぶ低温テストをクリアした〔IN FOCUS: KAI's Surion helicopter comes of age 〕〔Korea to join ranks of helicopter development nati 〕。
2015年1月19日、韓国海兵隊向けの水陸両用型スリオンが初飛行した〔Amphibious version of Surion completes first flight 〕。
2015年09月11日、機体内部に計6つの燃料タンクを搭載して航続距離を1.6倍に増やした派生型が竹島との往復に成功した〔韓国型機動ヘリ「スリオン」、飛行距離1.6倍で独島往復に成功 〕。
2016年1月30日、KUH-Medevacが初飛行試験を実施し、成功した〔Korea Aerospace Industries: KUH-Medevacヘリコプターの初飛行試験に成功 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「KAI KUH-1 スリオン」の詳細全文を読む



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